介護は実際に直面してみないと、その大変さなどがわかりにくいものでもあります。自宅で行うのであればそれほど難しくないだろう、と思っていると大間違いです。それまでの生活とは状況がガラッと変わってしまう恐れがあります。特に問題となるのが、仕事との両立です。介護は時間が決まっているものではなく、場合によっては24時間目を離せないこともあるのです。介護サービスを利用したとしても、常に利用し続けることは難しいため、家族がかかりきりになる時間も増えます。
そうなると、これまで通りに仕事を続けることが難しくなることがあります。もちろん、ある程度慣れてきたり、介護サービスがうまく組み合わせられれば仕事を続けていくことは可能です。しかし、軌道に乗るまでの間、やはり仕事を休まなくてはならなくなります。そのようなときに困ってしまう方が多いのです。今はまだ介護に関係がなくても、社内で介護休暇を取りやすい環境づくりをしていくことも必要です。
介護にあたって仕事を辞める決断をする方もいます。しかし、介護が終わってからどうするのか、自分自身の暮らしはどうなるのかを考えると、やはり安易にやめてしまうのは避けたいものです。これからの自分の可能性を断たないため、会社を辞めずに済むようにするためにも、介護休暇は必要になります。これから就職する場合などは、介護休暇などの取得についてどのような現状になっているかを見て、応募を決めていくのも一つの方法です。
※介護休暇取の現状については下記のURLをチェック
___http://knowledge-nursingcareleave.com____